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1999年/35mm/カラー/DTSデジタルサウンド/146分 |
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脚本・監督 : 手塚眞
原作 : 坂口安吾
撮影 : 藤澤順一
音楽 : 橋本一子
プロデューサー : 古澤敏文
製作 : 株式会社手塚プロダクション
出演 : 浅野忠信、甲田益也子、草刈正雄、橋本麗香、藤村俊二、江波杏子、岡田眞澄 ほか |
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解説 : 坂口安吾の短編小説を原作に10年かけて製作された大作劇映画で、手塚眞の代表作として紹介される作品です。原作にある第二次大戦という設定を大胆に脚色し、CGを初めとするデジタル映像を駆使して、過去とも未来ともつかない独特な世界を背景にしています。浅野忠信をはじめとする人気キャストを贅沢に揃え、街ひとつをオープンセットで作りあげ、それを爆破し炎上させるなど、大胆な製作スタイルも話題になりました。現代の日本映画にはまれな、美術的な映画といえます。
あらすじ : 過去でも未来でもない戦時中の日本。TV局に勤める伊沢(浅野忠信)は、路地裏の仕立屋に下宿していた。近所には変人の木枯(草刈正雄)ほか、堕ちた生活を営む人々が住んでいる。TV局では人気アイドルの銀河(橋本麗香)が、思索的な伊沢を一方的に苛めていた。ある夜、伊沢の部屋の押入れに、木枯の妻であり白痴のサヨ(甲田益也子)が隠れていた。伊沢は怯えるサヨを受け入れ、ふたりで密かな生活を始めるのだった。そしてついに、路地に空襲が訪れる。伊沢は死ぬ覚悟を決めていたが、サヨの姿を見るうちに、ふたりで逃げ延びようと気が変わるのだった。 |
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