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これらの短編映画はシリーズで製作され、それぞれ「火」や「水」などのイメージをモチーフとして作られています。
1本ずつは独立した内容を持ちながら、集まると組曲のような短編集となります。
数年に1作ずつのペースで、現在3作まで作られています。
4作で四大元素、5作で五行陰陽、7作では七曜と、東洋や西洋の古い哲学に当てはまる構成となってゆきます。
手塚眞のもうひとつのライフワークです。
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1988年/16mm/カラー/サウンド/13分 |
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製作・監督 : 手塚眞
撮影 : 円城寺哲朗
音楽 : 橋本一子
出演 : 今井萠、黒沢美香 |
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解説 : 「火」をモチーフにして、巨大な爆発の炎を背景に幻のような影が踊ります。その爆発の鮮烈なイメージは、その後の『白痴』でも再現されました。シリーズ第1作目として題名も“序曲”と名付けられています。 |
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1995年/35mm/ビスタサイズ/カラー/ステレオ/23分 |
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製作・脚本・監督 : 手塚眞
撮影 : 藤井春日
音楽 : 橋本一子
出演 : 田中久美子、宮本はるえ、神林茂典、甲田益也子(ナレーション) |
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解説 : シリーズ2本目。「水」をモチーフに、美しい沼の映像が冒頭を飾ります。水の底に住む姉妹と恋人の寓話的なストーリーが、台詞に依らない実験的な語り口で展開してゆきます。耽美的な映像と音楽が、幻惑的な雰囲気を際立たせます。この作品以後、カメラマン・藤井春日、音楽・橋本一子とのトリオでのコラボレーション作品が続いてゆくことになります。
あらすじ : 沼の底に住む美しい姉妹、ダニエルとミランダ。ふたりにはジョルジュという共通の男友達がいたが、ジョルジュは活発なミランダと付き合っていた。しかし、彼の本当の気持ちは、精神薄弱のダニエルに向けられていた。やがてそのことが三人にカタストロフをもたらすことになる。 |
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1997年/35mm/カラー/ステレオ/45分 |
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製作・脚本・監督 : 手塚眞
撮影 : 藤井春日
音楽 : 橋本一子
出演 : 倉田和穂、櫻田宗久、草刈正雄、小野みゆき ほか |
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解説 : 「土」をモチーフに展開される、台詞のない世界。地面に潜ったカメラはエレベーターのように下降し続け、そこに次々と奇抜なイメージが展開されてゆきます。人間の「陰」の部分を、パノラマのように見せてゆく作品です。物語の時間や空間を超越し、80シーンが1カットで見せられる特殊なスタイルが世界で評判となり、数々の映画祭で上映されました。 |
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1996年/16mm/モノクロ/ステレオ/5分 |
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製作・監督・動画 : 手塚眞
音楽 : 橋本一子 |
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解説 : 手塚眞の手書きイラストによるアニメーション。『NUMANITE』のイメージを作者自らがアレンジし、短い作品に作り替えました。絵コンテが動き出したようなシンプルなアニメーションになっています。 |
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