7月14日(火)
違いの分かる手塚監督
木枯邸のインテリア
本隊・俳優部松之山へ移動 | |
10:00 | 植木屋・おふくろ館に分宿 |
10:00 | 準備開始
S#99(銀河VS伊沢、最後の対決) |
10:00 | 準備開始
S#99(銀河VS伊沢、最後の対決) |
コンクリートジャングルを離れ、緑あふれる山の街、松之山に到着する。昨日までの殺伐とし
た空気が嘘のように澄んでいく。さっそく、メインスタッフで、美術・装飾部が飾り込んでい
る「大棟山美術博物館」へ。
非常に古く趣のある日本家屋なのだが、一歩中に入ると、すでに別世界になっていた。
2階の廊下にはガラスケースを隠すためにはめ込まれた漆喰の壁。廊下には一面仏像やら東南
アジアの置物が並べられ、各所に行灯の明かりが仕込まれる。そして、木枯の部屋には、イメ
ージ画を提供していただいている、画家でありミュージシャンの恒松正敏画伯が、映画用に1
ヶ月に渡って描かれた、襖、掛け軸、顔のある石、箪笥等が並べられ、まさに映画の中の伊沢
同様、別世界に入り込んだ気分。手塚監督含め、一同大感動。
その中で、カメラポジションや撮影の段取りを打ち合わせていく。そんな中、装飾の龍田氏が
部屋の隅でぶつぶつ言っているので聞いてみると、監督が飾りの仏像を見ながら「これは偽物
ですね。これも模造だな」と言って歩いているのが気になると。恒松画伯の本物の作品のある
中なので、余計に気になるとのこと。しかし、それを言ったら、ねぇ……。
その後、街の人たちが公民館を使い歓迎会を開いてくれた。本当に精神的にも肉体的にも追い
込みを掛けて撮影をしていた後なので、スタッフ一同心安らぐ一時でした。
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