7月8日(水)

メディアステーションで戦争勃発?


メディアステーションのもう一つの象徴でもある
落合ディレクターを演じる原田芳雄さん(中央)

5:30 俳優部支度開始
9:00 準備開始
10:00 リハーサル開始
S#28後半(銀河登場)(部長登場)(伊沢慌てる)(本番直前)
(堕落したカメラマン)

空が白み、日が登り始めた朝5:00。ロケバスは、池袋のとあるビジネスホテル前を出発した。 10名のキャストと、数人のメイク部、衣裳部、助監督を乗せて…。
今日からいよいよ戦争が始まる。巨大TV局のスタジオシーンのためキャスティングされた俳優 は、プロ、一般公募合わせて、およそ100名。早朝集合では、支度時間が間に合わないため、キ ャストの一部とスタッフは前日の晩からホテル集合となる。5:30から俳優担当・演出部もスタジ オ入りして準備が始まる。早い人間で出番の5時間前からの支度。 

いよいよ”銀河のメディアステーション”のメインストーリーの撮影。手塚監督のオリジナルキ ャスト”落合”登場の日。浅野さん扮する伊沢をいじめまくる番組ディレクター、落合には原田 芳雄さん。9:00、原田芳雄さん控室入り。さっそく手塚監督と打ち合わせ。サディスティックに 暴れ回る”落合”の、”本音”に関して意見交換。もともと、落合は怒鳴り散らし、しゃべりま くる。「白痴」のプロデューサーから台本を短く直すようにいわれた手塚監督は、そのセリフを 大分削っていたのだが、この打ち合わせでほとんど復活させてしまった。(完成版では逆に短く 刈り込まれている。)

10:00を回って、最初のシーンの準備が整った。俳優のスケジュールの都合で、”落合と銀河の登 場芝居”から。”生意気なアイドル銀河に振り回される落合ディレクター”橋本麗香さんは相変 わらずセリフはばっちり。原田さんもハイテンションな芝居をぶつけてくる。静的なシーンが多 かったために、なんだか楽しげに回りだす現場。その後も筒井康隆氏と原田芳雄氏の芝居など順 調に撮影していく。

とにかく今日のテーマは群衆カット。でもただの群衆とは違い100人近いキャスト全てに役割と、 キャラクターが付けられている。やる気のないカメラマン・AD・気弱なスタイリスト・恋するメ イク・異様な大道具・スケベな将校……。「白痴」の監督補の増井氏と、5日間撮影を離れ新潟 に準備にいっていた助監督の山本氏が、背景の芝居を演出する。広いセットの中を照明部が駆け 回り、その芝居に合わせてライトを並べる。スタジオ内の大道具や飾りも、美術部と助監督の間 で綿密なフォーメーションが組まれていて、「セットパターンA、カメラサイド!」と叫びながら、 セッティングを替えていく。その間にも次々と支度されていくキャスト。僕は時計をにらみなが ら、明後日以降の200人のキャストの支度順序の直しをメイク部と喧々諤々。こうして、運動 会1日目が過ぎていった。
翌日は、完全休日。ようやく一息つけるはずなのだが。



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