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ぼくの映画を飾った男性スターの面々。 
いずれも個性的で、実力があり、魅力的な男たちです。 
TZKワールドには美しい女性ばかりだと思われていますが、どうしてどうして。 
男性たちも艶やかに、存在が美しく光っています。(TZK)
 *写真はすべて出演当時のものです。 
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| 彼は小学校以来の同級生でした。一緒によく遊んで、映画作りも一緒に始めました。高校になって同じ映画研究部に入って、ぼくの初作品では出演だけではなく撮影も担当してくれました。「最低映画祭」をやったり、その延長で本を出したり、ずいぶん一緒に活動しましたが、仕事だけはしなかったな。今は絵を描いて暮らしているそうです。 『FANTASTIC★PARTY』 『MOMENT』 『お茶の子博士のHORROR THEATER』
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| 今や職人的な腕を振るう娯楽映画の監督となった彼は、高校のクラブで一年後輩。でも彼の方が8mm映画は前から作っていたらしい。後輩ではありましたが、お互いに出演したりさせたりしあっていました。 まさかその後に『ASTROBOY 鉄腕アトム』の監督をやるとは思いもよりませんでしたが。
 『FANTASTIC★PARTY』 『HIGH-SCHOOL-TERROR』
 『MOMENT』『お茶の子博士のHORROR THEATER』
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| 高校の後輩の中では唯一プロの役者になりましたが、彼の役者デビュー作はぼくの監督デビュー作でもあります。同時に彼は監督もしていましたが、そちらの才能もそのままプロになりました。 最初の映画の撮影中に彼の頭を火傷させてしまったことがあって、30年経って会ってもいまだにそのことを必ず言います。それってもしかして、一生のトラウマ?
 『FANTASTIC★PARTY』 『HIGH-SCHOOL-TERROR』 『ブラックキス』
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| 大学の映画学科の1年先輩でした。もっとも彼は当時から役者ひと筋。劇団を主催して、ミュージカル公演を行ってました。学生時代の8mmの出演者の中では、数少ない正統派の役者だったのかもしれません。 いまでも彼の基本の芝居は変わらないかも。三つ子の魂百まで、ですね。
 『MOMENT』
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| もちろん石上さんは映画評論家であり、SFやホラー映画に造詣が深く、しかもその素顔は電通のCMプロデューサーで、ハリウッドスターとも仕事をしている。ぼくにとっては業界の先輩という以上にイコン的存在でした。 でも『妖怪天国』の撮影が深夜に及んだとき、さ
すがに怒られてしまいましたっけ。
 隠れたTZK映画のレギュラー役者です。
 『MOMENT』 『星くず兄弟の伝説』 『妖怪天国』 『白痴』 ほか
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| 子供の頃からドラキュラ映画が大好きだったぼくには、岸田さんは日本のドラキュラ役者として憧れの存在。 そんな岸田さんと一緒の仕事がテレビのバラエティ、しかも共演者だったとは。
 現場では彼の紳士的で仕事に真剣な姿勢に感銘を受けたものです。
 ゆっくり
話もできなかったのが今となっては悔やまれます。
 『お茶の子博士のHORROR THEATER』
 
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| いまや人気小説家として売れっ子の彼は学生時代から8mm映画を作っていて、ぼくの映画もよく手伝ってもらいました。スタッフだけではなく出演者としても貴重でした。 主に殺人鬼やモンスターの役でしたが。
 『お茶の子博士のHORROR THEATER』
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| 日芸の同級生だった彼は、ぼくを漫研に誘ったのがきっかけで親友となり、ずっとスタッフをやってもらいました。 『Shelly』という8mmには主演して、といっても脚本も予定も何もない実験的な作品に1年間にわたってお付き合いいただきました。彼の惜しみない協力がなかったら、学生時代の作品は生まれなかったでしょう。
 いま彼はCMディレクターとして活躍しています。
 『Shelly』 『EVENING WIND』 『お茶の子博士のHORROR THEATER』
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| 『ねらわれた学園』で共演して出会ったカッちゃんは、素敵な感性と性格を持った良き友人でしたが、歌手として人気が出て忙しくなり、あまり会えなくなりました。 唯一の出演作のときも1日しか予定が取れなくて、それでも朝早くから撮影に臨んでくれました。
 早くに逝ってしまうなんて想像もしなかった。娘さん(翔子さん)が元気そうで何よりです。
 『SPh』
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| 東京ロッカーズの頃の彼のバンドは見てないのですが、ライブハウスでア・カペラで歌う姿に惚れ込んで、無理に出演をお願いしました。渋い役がぴったりでした。 現在はインディーズ音楽プロデューサーの重鎮ですが、いつも面白いことに眼がないお方。
 『SPh』
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| 日本の80 'Sのニューウェーブ・シーンを語る上で欠かせない伝説のアーティスト。 でも『星くず兄弟の伝説』で近田春男さんを手伝っていた頃は、まだ知り合いではありませんでした。
 様々なプロジェクトで素晴らしい作曲のセンスを見せてくれていますが、さりげなく映画出演してもらったりもしています。友人としても貴重な存在。
 『惑星TEトLA』 『ブラックキス』
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| 彼もまた東京ロッカーズ時代に人気のあった「81/2」のヴォーカリスト。 ぼくが見た最初のステージでは「サニー久保田とクリスタル・バカンス」という人を喰ったようなバンドを率いていたので、バンドごと映画に出てもらいました。戸川純さんが惚れ込んだ、シンゴの姿そのままに。
 『星くず兄弟の伝説』
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| 80 'Sの「東京ブラボー」のステージは本当に格好良かった。 そのカンちゃんとシンゴを主役に選んだのは近田春男さんでしたが、そうでなかったとしてもキャスティングしていたでしょう。
 近年『ブラックキス』では出演者ではなくサントラをやってもらいました。
 『星くず兄弟の伝説』
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| ほんの偶然からキャスティングして、ほぼ無名だったISSAYは映画デビューしました。 その後「デル・ジベット」で音楽シーンのイコン的存在になりますが、彼が出演したのはそんなイメージよりずっと昔。
 ヘンな役やらせてゴメンね。でも撮影は楽しかったよ。
 『星くず兄弟の伝説』
 
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| 大林宣彦監督の映画で見かけていたもので、彼は俳優もやっているとばかり思っていました。 実は大林映画にだけしか出ていなかったんです。
 それでも出演を快諾してもらえたときには本当に嬉しかった。
 優しくて、繊細で、センスもユーモアもある“本物のスター”で
す。
 『星くず兄弟の伝説』
 
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| 爆風スランプがデビューするときにPVを撮ったのがきっかけで、ちょいちょい映画に出てもらっています。 『妖怪天国』のときには劇中歌の作詞もしてもらいました。
 しかし一番の思い出はPVの香港ロケかな。もうメチャクチャやって。二度とできないな、あんなこと。
 『MADE IN HONG-KONG』 『星くず兄弟の伝説』 『白痴』
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| ある日おかしな男が現れて「振付師」と描かれた名刺を出しました。それが若き頃の彼でした。香瑠鼓、南流石と共におかしなパフォーマンスをしていました。 同じ事務所に所属して、長きにわたって振付をしてもらいました。マネージャーも同じだったね。
 『VIDELA』 『星くず兄弟の伝説』 『惑星TEトLA』 『妖怪天国』『妖怪天国 ゴーストヒーロー』 『AT HOME』
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| まだ学生の時に映画会社で紹介してもらったのが縁で、その後、彼の事務所に8年間も所属させてもらいました。 『妖怪天国』のシリーズは伊武さん本人が言い出しっぺなんです。
 公私ともに親しくさせてもらったのは大きな宝です。
 そうそう、結婚披露宴で仲人までしていただきました。大感謝です。
 『はまぐり』 『妖怪天国』 『白痴』 『悪右エ門』(声の出演)
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| ぼくの憧れのスターでした。それが本当に偶然に同じ事務所になってしまいました。 すぐに出演依頼をしたのはいうまでもありません。
 それ以来TZK映画の常連でいてもらっています。彼が出ているだけでぼくは嬉しいのです。
 今更言うまでもありませんが、とても素晴らしい性格俳優なんですよ。
 『妖怪天国 ゴーストヒーロー』 『NARAKUE』 『白痴』 『ブラックキス』
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| 天本さんといえば、ぼくらの年代には『仮面ライダー』の死神博士の役が印象的でした。 そのご本人に出演してもらったときは、さすがに緊張しましたね。でも嬉しかった。
 『妖怪天国』は3部作の予定で、3本目にも出ていただきたかった・・・。
 『妖怪天国』 『妖怪天国 ゴーストヒーロー』
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| 同じ『仮面ライダー』にゾル大佐という悪役がいて、それを演じていたのが宮口さん。 そのふたりが目の前で共演しているのを見るのは不思議な気持ちでした。
 もっとも宮口さんの役は狙いで台詞を吹き替えてしまいましたが。
 ちなみにその声優は、やはり好きだった番組『空飛ぶモンティ・パイソン』の飯塚昭三さん。
 『妖怪天国』
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| 子供の頃、最初に憧れていた映画は怪獣映画でした。 オリジナルの『ゴジラ』に登場した芹沢博士といえば、若き頃の中山さん。
 テレビの『ウルトラマン』でもお馴染みでした。
 こうしてみると、案外オタクなキャスティングをしていますね。当時はオタクなんて言葉はありませんでしたが。
 『妖怪天国 ゴーストヒーロー』
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| 実の父を映画に出すなんて、と思われるかもしれませんが、父だってぼくら家族を勝手にマンガに登場させているのですから。
それに父は若い頃演劇もやっていて、じつは出たがりだったんですよ。 山ほど原稿を抱えている多忙なときにゴメンナサイ。
 でも、演技をしている貴重な姿が残りました。
 『妖怪天国』
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| 馬場さんは文士劇に出ていらっしゃるのを何度かお見掛けして、父とは親友の間柄でしたから、現場が良い雰囲気になるだろうとご出演いただきました。 飄々とした人柄は役にもにじみ出ています。
 『妖怪天国』
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| 妖怪映画を作るのだから妖怪に縁のある人を揃えよう、ということで水木さんは欠かせませんでした。 とにかく存在自体が妖怪といったら失礼でしょうか。
 本物の妖怪よりユニークかもしれませんね。
 『妖怪天国』
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| もうひと方、こわいマンガを描かせたら右に出るものはいない、楳図さんにもご登場願いました。 楳図さんはタレントや役者としても色々出ておられるので、何も心配はいらなかった。
 こうして世にも豪華なゲスト出演者が揃って、歴史的な場面が出来上がりました。
 『妖怪天国』
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| モデルをしていた神林さんは、仲間とユニットを作って演劇もしていました。 短編1本だけのお付き合いでしたね。また機会があれば・・・。
 『NUMANITE』
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| 撮影3日前に出演者にドタキャンされて、困っていたところに救世主のように現れたのが彼。 売れっ子モデルだったのに、快く身体を空けてくれました。
 ただものではない、と当時から思っていましたが、最近では写真家やアーティストとして活躍していますね。
 『NARAKUE』 『白痴』
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| 彼に出演してもらうまでに、色々ないきさつがありました。 でも、結果的に『白痴』に出演してもらって本当に良かった。
 現場ではお互い色々勉強しましたね。
 撮影前に彼の家へ行って話をしたとき、Charaさんが御飯を作ってくれたのが嬉しかったな。
 『白痴』
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| ぼくはいつも彼に失礼なことをしてしまっているのです。悪気はないのですが。 面接したことを忘れていたり、出演場面を大きく削ったり。
 でも、彼の芝居は好きなんです。そのツッぱっている姿勢同様に。
 『白痴』『ブラックキス』
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| おヒョイさんが出演してくれるとわかったときには、小躍りしました。 日本の芸能界の中では得難い存在だから。
 チャーミングでユニークな才能です。
 いずれ一緒にコメディ映画をやりましょう、と話しているのですが。
 『白痴』
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| もちろん『マグマ大使』に出演していたことは忘れられません。 だからキャスティングしたわけではありません。
 退廃した権威の役を演じていただきましたが、本番のときに体重を増やして臨んでくれたかのようでした。
 センスもよく上品でやさしい方でした。惜しい俳優とは彼のような方をいいます。
 『白痴』
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| ダメもとと思い、イメージ・キャストでお願いしました。 たっぷり台詞がありましたが、周りのスタッフから「原田さんは台本どおりに演らないよ」と言われていたので、アドリブで結構と思っていたら、一字一句変えずに台本通りに演じられて、びっくりしました。
 「この映画はその方がいいんだよ」とおっしゃって。頭が下がりました。
 『白痴』
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| 本当は『白痴』で大きな役をやっていただくつもりでした。スケジュールが合わず、適いませんでした。 『ブラックキス』にも出てもらうつもりでした。こちらも合わずでした。
 悔しいので、また何かに出てもらおうと思っています。
 いい役者、です!
 『白痴』『実験映画』
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| 繊細で、女の子のようなところがあるのですが、そこも魅力です。 撮影中より、現場から離れてたくさん話しましたね。
 普段は穏やかで楽しい友人です。
 『ブラックキス』
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| 友人の撮影現場で初めて会って、すぐに出演依頼をしたように思います。 でもそれはまだ人気の出る前の話。
 たちまちスターになって、なかなかスケジュールが取れなくなりました。
 たった1日の出演でしたが、次にはもっとゆっくり話してやりましょう。
 『ブラックキス』
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| 若い頃の岡田眞澄さんそっくりのイケ面。それもそのはず、親子でした。 互いに父親が『マグマ大使』に関わっているという偶然の関係が、撮影を楽しくさせてくれました。
 だって『ブラックキス』のモチーフは“偶然の一致”なんですから。
 『ブラックキス』
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| 監督もされている名優が、低予算のスリラーに出ていただけるとは思いもよりませんでした。 初老の刑事を演ずるのに、わざとではなく本当にボケてみせたり、にもかかわらずカメラ写りが完璧で、ベテラン性格俳優としての凄みを見せました。
 『ブラックキス』
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| ぼくの作品に山下さん? 意外な感じがするかもしれませんが、どうしてこれがハマリ役。 家族に捨てられかけたダメな男を素敵に好演。
 しかも、ちょうど脚を怪我されていたので杖をついてもらい、ユニークなクセも出ました。
 これこそ“怪我の功名”ですね。
 『漫画探偵539』
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| 足掛け4年にわたって仕事を共にしました。といっても医療ではありません。アニメです。 もちろん、これからもまだ一緒にやるでしょう。
 長きにわたって、どうぞよろしくお願いします。
 声を演じる大塚明夫さんも、ね。
 『ブラック・ジャック』 『ブラック・ジャック・21』 『ブラック・ジャック ふたりの黒い医者』
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