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1986年/ビデオ/カラー/ステレオ/40分 |
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監督:手塚眞
脚本:浦沢義雄・手塚眞
撮影:藤澤順一
美術:木村威夫
特殊メイク:原口智生
製作・著作:株式会社パパドゥ/株式会社ポニー
出演: 伊武雅刀、網浜直子、石上三登志、速水典子、手塚治虫、水木しげる、楳図かずお、天本英世 ほか |
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解説: 妖怪をテーマにしたオムニバス・ドラマ。悪い殿様に捕らわれた姫が語る三つの妖怪譚が、それぞれ異なる演出で展開します。正統的な怪談映画、白黒サイレント・コメディ、色彩豊かな舞台劇風と、どれもが独特な映像です。豪華キャストに、スタッフも映画界の一流を揃え、Vシネマの先駆けとなったオリジナル作品です。
あらすじ: 月面に着陸したソビエトのロケット。彼らはそこで、古い日本の刀を発掘する。その不思議な力は彼らを江戸時代へトリップさせる。怪しい城の中、修理之介に捕らわれた若き松姫は、命乞いの代わりに謎の存在“あやかし”にまつわる不思議な妖怪譚を語って聞かせる。浪人侍を襲う河童の物語、おでん神社の不思議な話、そして血も凍る妖鬼へらへらの復讐談。話を聞き終えた修理之介は、松姫の首を切り落とすが、そこに現れる無数の影があった。 |
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(C)ポニーキャニオン
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1990年/ビデオ/カラー/ステレオ/40分 |
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監督:手塚眞
脚本:原田真人・手塚眞
撮影:佐光朗
特殊メイク:原口智生
音楽:仙波清彦
製作・著作:株式会社パパドゥ音楽出版/株式会社ポニー
出演: 草刈正雄、伊武雅刀、水島かおり、上海太郎、パッパラー河合、ラッキイ池田、SYOKO、美加理、天本英世 ほか |
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解説: 『妖怪天国』のシリーズの第二作目。舞台を現代に変え、ハイテク・オフィスに集まる妖怪たちと、人間を狙う亡霊との戦いを描いています。インテリジェント・ビルや立体CGなど近未来の設定と、ろくろ首や化け狸など古式豊かな妖怪のイメージが合体。SFからホラー、アクションと、様々なエンターティンメントの要素が詰まっています。映画館を使って上映もされましたが、フィルムではなく、ビデオのみの作品です。
あらすじ: アダチ・コーポレーションは、妖怪が棲んでいたと伝説のある沼の跡に建てられていた。近代的な設備のあるインテリジェント・ビルだが、お化けが出るという噂が絶えない。亡くなった前社長の息子・安達(草刈政雄)は、立体CGの開発責任者だったが、仕事よりも謎めいた妖怪話に夢中になっていた。ある日、黒塚(伊武雅刀)という男が会社を乗取るためにやってきた。社長室に飾られていた呪いのかかった刀を手にすると、黒塚の身体には恐ろしい亡霊将軍が乗り移るのだった。安達は自分の血の中に、亡霊を退治した祖先の運命が託されていることを知る。妖怪と人間、亡霊将軍の戦いが始まるのだった。 |
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1981~82年/TV(8mm)/カラー/サウンド/各回約3分 |
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脚本・監督・撮影・編集:手塚眞
特殊メイク:原口智生
製作:テレビ東京/渡辺プロダクション
出演: 手塚眞(お茶の子博士)、矢野ひろみ(ポッキー) ほか |
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解説: テレビ東京系で放送されたバラエティ番組『もんもんドラエティ』の中の1コーナーとして作られた短編集です。毎週3分程度のショート・ホラーは、8mmの独特な画質も手伝って、視聴者に大きなインパクトを与えました。当時の子供たちに忘れ難い印象を与え、永く語り草になっています。手塚本人が“お茶の子博士”というキャラクターに扮し、登場するのも話題でした。2シリーズめは、8mmのヒロインだった矢野ひろみをアシスタントに迎え、他の演出家の作品も取り上げています。現在活躍している映像作家が多くかかわっているのも貴重です。
ビデオ化を望む声が多く、DVDの形で発売されることになりました。 |
全作品リスト ※印ビデオ作品
『お茶の子博士のHORROR THEATER』
第1怪「UFOが来たよ」※ 出演:山本奈津子、小中和哉 ほか
第2怪「不幸なカップル」※ 出演:岡田洋一、岡崎里奈 ほか
第3怪「もっとも危険な約束」※ 出演:三留まゆみ、旭井寧、操原優美 ほか
第4怪「捨て猫に手を出すな」※ 出演:八幡弘之、榎千裕
第5怪「ねらわれた8m/m 」※ 出演:風野桂子、今関明好、小林弘利、湯本裕幸、手塚眞
第6怪「狂い咲きアンダーロード」 出演:大蔵ゆかり、牛山真一
第7怪「エレベーターマン」 出演:中谷靖
第8怪「帰らざる恋人」 出演:美加理、稲田貴彦
第9怪「覗かれたカーテン」 出演:北川幸子、門田康治
第10怪「人を喰った話」 出演:榎千裕、鈴木雄二、坂斎高之、豊田和男 ほか
第11怪「本」 出演:小林弘利、佐々木明広
第12怪「ロッカールームの赤ちゃん」 出演:大蔵ゆかり
第13怪「血の報酬」 出演:和泉明日香、高橋淳、平山夢明
第14怪「テレビの中の殺人者」 出演:新井素子、山崎宏行、操原優美
第15怪「モンスターミュージカル 怪物はつらいよ」 出演:矢野ひろみ、永田由紀子、榎千裕
第16怪「怪獣の出てきた日」 出演:佐々木明広、石上三登志、太田達也、川崎実、聖咲奇 ほか
第17怪「エイリアンとの遭遇」 出演:中沢睦、大嶋繁
第18怪「お茶の子博士の陰謀」 出演:榎千裕、手塚眞
『手塚眞のお茶の子シアター』
第19怪「ロケット・ドライバー」 脚本・監督:小林弘利 出演:今井萠、手塚眞 ほか
第20怪「ネンド大魔術団」 脚 本・監督:石田卓也
第21怪「おむすびコロリン」 脚本・監督:佐々木明広 出演:矢野ひろみ、小中和哉
第22怪「殺人者達の午後」 出演:今井萠、村井俊夫、岸野雄一、鈴木拓彦 ほか
第23怪「人形がいっぱい」 出演:手塚千以子
第24怪「錆びた館」 原作:角銅博之 監督:片渕須直 製作:グループえびせん
第25怪「通り過ぎる人達」 出演:田代順、大嶋繁、坂斎高之、湯本裕幸 ほか
第26怪「悪魔の棲む踏み切り」 出演:竹田芳弘、山本奈津子
第27怪「真夜中のオン・ザ・ロード」 出演:田中教夫、山本奈津子
第28怪「続・狂い咲きアンダーロード(オフロード編)」 脚本・監督:小林弘利 出演:犬童一心、大蔵ゆかり、大嶋繁、
第29怪「月夜の血と薔薇 誕生日プレゼント」 脚本・監督:小林弘利 出演:山本奈津子、岸田森 ほか
第30怪「お茶の子博士の異常な愛情」 出演:手塚眞
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1991年/ビデオ/カラー/サウンド/80分 |
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構成・脚本・演出: 手塚眞
音楽:上野耕路
エグゼクティブ・プロデューサー:黒澤久雄
制作:黒澤エンタープライゼズ
製作:日本ビクター株式会社
出演: 黒澤明、リチャード・ギア ほか |
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解説: 黒澤明監督をドキュメントしたビデオです。黒澤プロダクションからの要望で実現しました。『八月の狂詩曲』の撮影現場を取材し、黒澤映画の作り方、その秘密を探ってゆきます。小さなハンディ・カメラを駆使することで、撮影現場で一喜一憂する監督の表情を克明に捕らえています。撮影現場で描かれる絵コンテ、自ら演技をして俳優を指導する姿など、世界的な巨匠の貴重な映像がふんだんに見られます。同作品に出演したリチャート・ギアのインタビューも含まれています。 |
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1991年/ハイビジョン/カラー/ステレオ/40分 |
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脚本・監督:手塚眞
撮影:石田耕一郎
音楽:仙波清彦
製作・著作:株式会社東芝
出演: ダヴィーナ、小野みゆき、甲田益也子 ほか |
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解説: 美術館のための映像作品で、まだハイビジョンが黎明期に製作されました。全編ロケーションによりハイビジョン・カメラで撮られたドラマとしては珍しいものでした。東大寺の歴史をフィクションと史実を混ぜながら紹介してゆきます。実際に東大寺や飛鳥の古刹で俳優たちは演じ、ハイビジョン映像が捕らえた国宝仏像の数々は資料価値も高いものです。仏教の源に水への信仰を重ね、雨乞いの儀式を再現したり、東大寺で能を舞わせるなど、意欲的な内容となっています。アシュラやガルーダ、巨大龍など、歴史物語に登場する怪物がモデル・アニメーションなどの技術で登場しています。 |