ハリケーン“子役”
07:00 | 本隊出発 |
08:00 | 現場到着・準備開始 |
09:30 | シュート予定 S#113幻影・日本家屋/S#115幻影・座敷/S#114幻影・廊下 |
19:00 | 撮影終了予定 |
ヶ月以上前から監督以外のスタッフを悩ませてきた、トリック撮影のシーン。昨日最終確認したにもかかわらず、レールとカメラの回転方向に再び悩むスタッフ。
実際にレールを引き、カメラをセットして動かしてみるが、トリックの原理がなかなか理解できず、結局、準備に1時間半近くかかる。
その後、子役を入れてテストをするのだが、再びライティング直しが始まり子役は1時間弱、現場でテストをやる。そして、とうとうぐずりだしてしまった。たっ
た1カットなのだが、集中できずきょろきょろして指示通り動かなくなる。助監督が脅したりあやしたりする一方、急遽代役の子を手配。しかし監督はこの子役を
あきらめず、製作部上柳利江がだましだまし言うことを聞かせ本番。指示通り芝居をしてほっとしたのもつかの間、監督のNG。2桁台までNGが続く。子役は指示
通りの動きはするようになるが、疲労のため元気がなくなる。
ようやくOKがでたところで食事。すでに子役の体力も集中力も夜まで持ちそうにないので急遽、撮影番手を変更。子役のカットを優先に撮影を再開するが、また
してもセッティングだけで2時間近くかかる。当然のことながら何テイクも重ねる。母親や助監督が脅しすかしたり、浅野忠信自ら子役をリードする。何とか夕
食前までに撮影完了。
この時点で、本日撮影予定カットの内、2カットの取りこぼしを決定。そのカット出演のために昼から待ち続けていた甲田さんは、ついに出番のないままホテル
へ戻る。
最終カットはつぶしで午前中に撮影予定だった『建物に入る伊沢』。すでに日は落ちているので、本ナイターで撮影。21:00撮影終了。S#114『幻影・廊下』撮り
こぼす。
この日、5月30日に予定していた早朝の海でのロケーションを6月9日に決める。
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(C)Hakuchi Projects 1998