5月29日(金) 晴れ時々曇

伊沢とサヨ、初めて言葉を交わす


家畜部金子さんに付き添われてオープンセット入りする豚

07:00本隊出発
08:30リハーサル開始予定 S#44&S#45仕立屋の庭/S#18&S#222階の窓から隣家を望む/
          S#43木枯の家の庭(3シーン曇り狙い)
17:30終了予定
夕方特殊造形部 奇妙な両生類・他搬入

いよいよサヨと伊沢が初めて声を交わす重要なシーンの撮影。さらにこの日の為に、専任の部門を作り飼育してきた家畜が、登場する初日である。
またまた朝から大遮光大会。結局外部からの人数は毎日は調達できず、照明部・製作部・美術部・演出部総出で、足場作業。ヘルメットを含む安全 用具をプロデュース部が用意するが、数は全く足りていない。
豚は軽トラックに乗せてセットの庭付近まで運び、コンパネで囲いを作って豚小屋のセットまで追い込む作戦を、家畜部金子トン吉の指揮の元、完 成させる。撮影は予定時間には開始されたが、監督の思い入れの強いシーンのため、撮影・照明部は、絵コンテの1つ1つを忠実に映像化しようと 、時間をかけて繊細に準備。そのため時間がかかりすぎ、太陽が移動してしまい、遮光の位置替えをしなければならず、1カット1〜2時間という スローペースで進行。さらにこのシーンは曇り狙いにも関わらず、空向け青空狙いが2カットあるという不思議なシーンのため、この時点で取りこ ぼしが決定していた。
芝居の気持ちのつながり上、何とか2シーンだけでも撮りあげようと進行するが、ラスト2カット残し日没。すぐにはこの撮りこぼしたカットが撮 影できるスケジュールが組めない。結局、撮影・照明部の判断で、夜に昼の光線を作り、撮影続行となる。21:00撮影終了。同じシーンを何日にも分 けて撮影すると、演技の気持ちが作りにくい。しかも伊沢とサヨの大事な出会いの下り。何とか一日で撮りきろうという思いだったが、1カットに2 時間近くも準備がかかるので、さすがに浅野・甲田両名とも、逆に疲れた模様。



IE4(Mac)など一部ブラウザではメニューにあるDiaryをクリックしても制作日誌のタイトル一覧を表示できない場合があります。この場合はココをクリックしてください。


(C)Hakuchi Projects 1998